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注意
本投稿では、技術基準適合証明を受けていない機器を取り扱います。
日本国内では、一部の場合を除き、技術基準適合証明を受けていない通信機器の使用は、法律で禁じられています。
本投稿は、技術基準適合証明を受けていない機器の使用を推奨するものではありません。


前回の投稿:
海外版 Xperia XZ 購入レビュー。新しくなったデザインを見てみる 【開封編】
海外版 Xperia XZ 購入レビュー。大幅な進化を遂げたカメラ機能を試す 【カメラ編】
海外版 Xperia XZ 購入レビュー。内蔵スピーカーなど公表されていない改善点も 【総評】

使用開始から2週間ほどが経過した私のXperia XZですが、今回は電池持ちについての検証をいくつか行ったので、詳細を投稿します。

これまでソニーモバイルは、Xperiaのグローバル市場を中心に、"Up to 2 day battery life" (最大2日間の電池寿命)をアピールしてきました。
しかし、X Performanceまでの従来機は、他機種と比較して特に電池持ちが優れているといったことはなく、使用頻度を下げたり、電力消費を抑える設定をするなど、謳い文句通りの電池持ちを実現するためには、意識的な節約を行う必要がありました。

Xperia XZはZ5同様、2900mAhのリチウムイオン電池を内蔵しており、X Performanceのもの(2700mAh)より大容量となっていますが、競合する他社のスマートフォンや、過去のZシリーズと比べて、特別大きな電池を搭載しているわけではありません。
またXperia XZでは、長期的な電池寿命を延ばすために蓄電量の制限が行われており、実際に使用できる容量はさらに小さくなっています。

これらの事前情報より、実機を使用する前までXZの電池持ちについてあまり良い印象を持っていなかった私ですが、実際に数日間使用してみて、大きく印象が変わりました。

「2日使える」謳い文句がついに現実化

Xperia XZは、意識的な節約を行わなくても、2日間電池を持たせることが可能です。
もちろん、使用頻度や動作環境には個人差があるため一概には言えませんが、重いゲームを長時間プレイしたり、複数のバックグラウンドプロセスを常に動作させるなどといったことを行わなければ、一般的な使用頻度で2日間持つと言えるでしょう。

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私の環境では、1日使っても50%以上残っている

ディスプレイの輝度は30%~50%の範囲で調整を行い、4GやWi-Fi、Bluetooth、GPSは常に有効に設定した状態で上記の結果となりました。
また、ディスプレイの消灯時でも音楽の再生などで使用することがありました。

Xperia X Performance/XZのディスプレイは、従来機と比較して最大輝度は大きく変わらないものの、小~中段階設定時の明るさが大幅に明るくなっており、50%程度でも直射日光下で十分視認可能な明るさになります。
そのため、輝度を50%以上に設定する機会が大幅に減り、結果的に電池持ちに貢献しているように感じられます。

初期状態に近い海外版(通信事業者によるカスタマイズが行われていない端末)を用いた検証ではありますが、無線系の機能を全く制限することなく、ここまでの電池持ちを実現できるという点は、従来機では再現できない素晴らしい進化点だと思いました。

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使用しない通信機能をオフにした場合の電池残量推移
節電を心掛ければ3日間使えそう


"いたわり充電"を試す

Xperia Xシリーズで追加された"Battery Care"機能ですが、XZでは新たに"いたわり充電"機能が追加されました。
これは、リチウムイオン電池の特性上、劣化が進みやすい高蓄電状態(90%~100%)である時間を減らす技術で、長期的な電池寿命を延ばす効果があるようです。

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ソニーモバイルが作成した"いたわり充電"機能のイメージ資料

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Xperia XZの"いたわり充電"機能設定画面

"いたわり充電"機能をオンに設定した状態で端末を数日使用すると、使用者の充電周期を自動的に学習し、"いたわり充電"機能が有効化されます。

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"いたわり充電"時のBattery Mixグラフ
電池残量が90%になると充電が一時停止、起床の1時間ほど前に再開され、起床前に充電が完了していた


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"いたわり充電"中はこのような通知が表示される
次の日にいつもより早く出掛けるなどの場合は、通知をタップして機能を停止しておけば良い


利便性を損なわずに、上手く内蔵電池の長寿命化が図られているように感じました。
早く出掛けるなどの場合に、"いたわり充電"機能の停止を忘れてしまっていても、90%までは通常通りの速度で充電が行われているため、電池残量不足で不便を感じることはないでしょう。

まとめ

Xperia Z4/Z5シリーズでは、ハードウェアの最適化不足による電池持ちの悪化、X Performanceでは5.0インチ化による電池容量の減少と、2014年10月に発売したXperia Z3を最後に、Xperiaのスタミナ性能は低下が続いていました。

Xperia XZは、従来のZシリーズを大きく上回る処理性能を備えながら、Z3と同等以上の電池持ちを実現しており、Z3以前のユーザーはもちろん、電池持ちに不満のあるZ4以降のユーザーにもおすすめできる一品に仕上がっています。

国内では11月から販売が開始される予定ですが、実機の展示はすでにソニーストアやキャリアショップ、家電量販店などで始まっているので、購入を検討されている方は一度触ってみると良いかもしれません。



製品情報ページ (画像引用元):
Sony Mobile Communications

コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. 通りすがりのXZユーザー
    • 2017年04月08日 19:14
    • 実際にxperia XZを使っていますが、はっきり言ってこの記事は間違いと言わざるを得ません。

      比較対象として挙げられているZ3を以前使ってましたが、同様の条件で使用していると圧倒的に電池の持ちが悪いと感じました。
    • 2. あ
    • 2017年07月06日 11:50
    • ※1と全く同じz3からxzに乗り換えて、体感できる程に持ちがわるい、最近は昼には半分きってます
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