スマートフォンの耐久性テストでおなじみのJerryRigEverythingのYouTubeチャンネルで、ソニーモバイルの新型スマートフォン"Xperia XZ"に対する耐傷、耐炎、耐折り曲げテスト動画が公開されています。
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耐傷テスト
耐傷テストでは、筐体の至るところを鋭利な刃物と接触させることで、各素材の耐傷性が調べられています。
前面ガラスパネルの耐傷性は他社スマートフォンと同等程度
スピーカーグリルは樹脂製で、鋭利な金属があたれば傷が入る
背面の樹脂部品
アルカレイドに強力な耐傷性はなさそう
センサー部は樹脂製で光沢があるため、生活傷が目立ちやすいかも
カメラレンズは強化ガラス製で、ある程度の耐傷性がある
Xperia Z5 Premiumとの比較
Xperia Z5 Premiumのカメラレンズは樹脂製で、テストにより大きな損傷を受けている
筐体を取り囲む側面のフレームはすべて樹脂製
指紋認証センサーも樹脂製で、損傷により使用できなくなってしまった
音量キー、カメラキーはアルミニウム製であるものの、硬い金属との接触は避けたい
耐炎テスト
耐炎テストでは、着火したライターの炎をディスプレイガラスと接触させ、Xperia XZに搭載された液晶ディスプレイ部品の耐温性が調べられています。
ライターの炎をあてると…
高温になった部分が一時的に変色してしまった
数秒で元通りに
耐折り曲げテスト
最後に行われた耐折り曲げテストでは、人力で端末に力を加えることで、外圧に対する耐性が調べられています。
強い力を加えると側面フレームにひび割れが発生
動作に問題はないものの、本体は変形してしまっている
逆方向に折り曲げても問題なく動作し続けている
ここまで曲げてもガラスが割れることはなかった
結果
筐体は樹脂部品が多いこともあり、金属が相手だと大きな傷がついてしまうことがあるようです。
落下はもちろん、鍵や文具などと同じ場所に置いておくことで損傷を受ける可能性がありそうです。
背面のアルミニウムパネルについては、私が所有しているものにもいくつかスリ傷が発生しており、耐傷性は高くないようです。
個人的には、Zシリーズで採用されていたガラスパネルよりも傷に弱いように感じるため、扱いには注意が必要かもしれません。
最後の折り曲げテストでは、筐体が大きく歪んでしまいました。
ガラスパネルの破損は起こっていないものの、側面の樹脂フレームにはヒビ割れが発生しており、これ以上に過度な力(体重など)が加わった場合、筐体が大きく破損する可能性がありそうです。
Xperia XZの筐体素材についての詳細はXperia XZ SO-01J 取扱説明書 (PDFファイル)のP.15/16をご覧ください。
(クリックでダウンロードが開始されます)
動画では、テスト後の端末に異常はみられませんでしたが、一度過度な損傷を受けた端末は発火や発煙が起こる可能性があり、非常に危険です。
機種を問わず、お使いの端末が激しく損傷している場合は、各メーカーに修理を依頼することをおすすめします。
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