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中国eWiseTechは、ソニーモバイルの新型スマートフォン"Xperia XZ"の分解ガイドをホームページ上に公開しました。

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今回分解する端末

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ディスプレイ側から分解していく

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タッチパネルのコントロールICは従来機にも採用されていたSynaptics製のもの

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受話スピーカー部
気密性確保のため、部品間に密閉テープが貼り付けられている


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カードスロット部にはシリコンゴム製のパッキンが取り付けられている

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リチウムポリマー二次電池の取り外し
銅製のヒートパイプは削除されており、熱伝導樹脂をSoC部に接触させ、内部の大型金属プレートに熱を逃がす構造に変更されている
接続端子がディスプレイ側に移動しているため、電池交換は従来機より難しくなっている


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Xperia XZに内蔵されているソニー製リチウムポリマー二次電池"LIS1632ERPC"
容量は2900mAh


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NFCアンテナはX Performance同様、ディスプレイ側上部に内蔵されている

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大型のFPCが2枚、リチウムポリマー電池の下を通っている
2015年6月に発売されたXperia Z3+ (Z4)と構造が似ている


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USBポートはFPCと一体化している

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端子周りに密閉素材が取り付けられている

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指紋認証機能を備えた電源キー

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アンテナや下部スピーカーユニットを含む下部モジュールの取り外し

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下部スピーカーユニット

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ロジックボードとカメラユニットの取り外し

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13MPのフロントカメラユニット(左)と23MPのメインカメラユニット(右)
フロントカメラユニットはX Performanceと、メインカメラユニットはZ5/Z5 Compact/Z5 Premium/X Performanceと同等の部品が使用されている


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新搭載されたレーザーAFセンサー(左)とRGBC-IRセンサー(中央)
ロジックボードに直接実装されている


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ヘッドセット接続端子、音量キー、カメラキーの取り外し

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ヘッドセット接続端子は国内のアルプス電気製

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ロジックボード
バックパネル側(1枚目)とディスプレイ側(2枚目)両面に多数の部品が実装されている


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分解はここで終了

ソース (画像引用元):
【e拆解】SONY Xperia XZ,内部结构变化不大

内部構造は従来機から大きく変化

Xperia X Performanceからスペック上の変化が少なく、"本体設計の使い回し感"があったXperia XZですが、内部は外部以上に大きく変更されていることが分かりました。

ディスプレイ側から分解する構造に
Xperiaはここ数年、2枚のパネルで本体フレームをサンドイッチする構造が採用され続けており、XZもこの点では同様です。
従来機では分解の際、バックパネル側から開けていくのが基本でしたが、XZではディスプレイ側からでないと内部の大型FPCが取り外せず、分解に苦戦することになります。
また、ロジックボードやリチウムポリマー電池の固定も、ディスプレイ側から取り外すことが前提の構造となっており、バックパネル側からの分解は不可能に近いと言えるでしょう。

このような構造になると、電池交換など従来機では比較的容易に行えていた修理が、個人では難しいレベルにまで一気に難化します。
仮に修理が行えたとしても、ベゼル部の密閉テープは非常に細く、高精度で取り付ける必要があることから、修理後の気密性確保も難しくなるでしょう。

銅製のヒートパイプが削除
Xperia Z2以降、SoCで発生する熱を分散させるために搭載され続けてきた銅製のヒートパイプは、XZで削除されています。
XZでは、SoCと内部の大型金属プレートを熱伝導樹脂経由で接触させることで放熱性能を高めるという、Compactモデルで使われてきた手法が採用されています。

金属プレートには大型のグラファイトシートが貼り付けられており、SoCで発生した熱が筐体全体に広がるような構造になっていることが分かります。

まとめ

ロジックボードを本体上部に、電池を本体下部に配置するという、基本的な本体設計は変わらないものの、表裏の構造は従来機から大きく変更されていることが分かりました。

本体構造の最適化と言えば良いように聞こえますが、内蔵電池の交換が容易に行えなくなった点については、一部ユーザーにとって痛い変更となりそうです。
Xperia XZでは内蔵電池の長寿命化も図られており、2年間は十分な性能を発揮できると思われるため、これからは電池交換の必要性も薄くなっていくのかもしれませんね。

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