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今回はWi-Fiルーターのお話です。
最初はWXR-2533DHPに関係のない、ただのWi-Fiルーターの話なので、読み飛ばしていただいてかまいません。

みなさんはどんなWi-Fiルーターをお使いでしょうか。
「スマホ買ったときにもらったやつ」でしょうか。
「fon」とか書いてあるやつ、または白い四角いやつ、結構使っている方が多いと思います。
それ、結構いいやつですよ。普通の方は買い換える必要がありません。

最初から販売されているWi-Fiルーターを否定してしまいましたが、これらはどうして売られているのでしょうか。
キャリアから貰ったWi-Fiルーターから買い換える意味はどこにあるのでしょうか。

今日はこのあたりの話をしたいと思います。


キャリアから貰えるWi-Fiルーターは結構良い

これは本当です。中には何を言ってるんだと思う方がいるかもしれません。いやいるでしょう。そういう方が売られているWi-Fiルーターを買うんです。普通の方はそもそもWi-Fiルーターなんかに興味はないでしょう。

ソフトバンクから貰える(今はわかりませんが)fonやauから貰える(今はわかりませんが)HOME SPOT CUBEですが、これらは結構、性能が良いんです。
Wi-Fiルーターでいう性能とは

電波の飛距離
Wi-Fi規格の対応状況
安定性、速度

などですが、これらすべてをバランス良くまとめたのが、キャリアから提供されるWi-Fiルーターなんです。
とても良いWi-Fiルーターなのかと言われれば微妙なところですが、少なからず安物レベル、おまけレベルではありません。

最新のHOME SPOT CUBE2ではWi-Fiのac規格に対応しており、対応したスマートフォンでは433Mbps、さらにMIMO対応スマートフォンだと866Mbpsまでのリンク速度で接続できるのです。
はっきりいってこれは、現在のスマートフォンでは限界の速度です。
つまりキャリアからの提供品でスマートフォンのスペックをフルに引き出せるんです。

スマートフォンをメインで利用する方は、Wi-Fiルーターを買い換えるくらいなら、新しいスマートフォンの購入を検討した方が良いでしょう。

しかし!
PCでオンラインゲームをされる方、複数(たくさん)の端末で大量に通信される方など、ハードにインターネットを使用する方、または、家が広いけど常にWi-Fiに接続されていないと死んでしまう方はこれらのWi-Fiルーターではスペック不足を感じるかもしれません。

そんな方のために、ゲーミングWi-Fiルーター複数のアンテナ、MU-MIMO対応などの特長を持つハイエンドなWi-Fiルーターなどが売られています。

これらのつよいWi-Fiルーターは、

高性能なCPUを搭載し、複数の端末で同時接続を行っても速度が低下しない
外付け型のアンテナを複数搭載し、電波の飛距離が長い、高速な通信が可能

などの特長があげられます。

また、Wi-FiルーターはすべてのWi-Fi機器のインターネットの入口となるので、良いものの方が良い!
ということで、今回はBuffaloのWi-Fiルーターで、フラッグシップモデルである「WXR-2533DHP」のレビューをしたいと思います。(無理やりですいません…)

WXR-2533DHPを購入!レビュー

注文したっけなぁ…まあ届いてしまったものは仕方がない、使ってあげましょう。

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WXR-2533DHPのパッケージ。でかい。

パッケージからして既に王者の風格を漂わせているこのWi-Fiルーターですが、11ac対応や4本のアンテナ、MU-MIMO対応、1.4GHzのデュアルコアCPUの搭載、簡易NAS機能など、ハイエンドにふさわしい仕様となっています。

基本機能

Wi-Fiルーターの基本機能はWi-Fiの電波を発信することですが、もちろんこの機能に関しても優れている点があります。

4本の外部アンテナを搭載しており、家の隅々まで高速で安定した電波を発信することができる。

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4本の外部アンテナ

高速通信が可能な次世代規格「11ac」に対応し、対応した機器では5GHz帯で最大1733Mbps、2.4GHz帯で最大800Mbpsの速度で通信することができる。(理論値なので実際はここまでの速度はでません)
最大3台のWi-Fi機器を同時に処理することができる「MU-MIMO」に対応し、3台までの同時接続でも速度が低下することなく通信することができる。
特定の機器に電波を集中させ、通信を安定、高速化させる「ビームフォーミング」に対応し、1階から2階などの離れた通信でもストレスなく接続、通信できる。
本体に1.4GHzのデュアルコアCPUを搭載、また2.4GHz帯/5GHz帯用の補助チップをそれぞれ搭載しているので、従来のWi-Fiルーターでは難しかった複数の端末の同時接続時にもストレスなく快適な通信を行うことができる。

他のWi-Fiルーターとの大きな違いはこのくらいでしょうか。
Wi-Fiルーターなのに1.4GHzのデュアルコア搭載とは…驚きました。

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ランプは4つある

その他の機能

Wi-Fiの発信以外の機能として、USBストレージの簡易NAS化、来客時のゲストポート解放、通信可能な時間帯の設定(子どもの使いすぎを防ぐ)などがあります。

使ってみて思ったこと

私が実際に使ってみて、まず思ったことは「本体がデカい」ということです。
性能/機能に直接関係のない部分ですが、購入前に置き場所を確保する必要があるくらいデカいです。

通信面では、以前私が使っていたWi-Fiルーター「WHR-300HP2」や「WZR-1750DHP2」と比べて大幅に良くなったと感じます。
自宅は3階建てなのですが、3階まで余裕で届きます。
以前のものでは、2階で端末のWi-Fi強度表示が4分の1~2、3階では接続できないくらいだったのが、2階で3~4、3階でも2~3くらいになりました。
Wi-Fiルーターが設置された1階以外の階でも安定して通信できるので、非常に快適です。
(ビームフォーミングのおかげもあるかもしれませんね)
またXperia Z4(MIMO対応)ではリンク速度(Wi-Fiルーターと端末の接続速度)が866Mbpsの表示になっていたので、非常に高速なやりとりができているようです。

auひかり(理論値1Gbps)とWXR-2533DHPの組み合わせでの速度も計測してみました。

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4回計測した結果

結構な速度がでていると思います。
スマートフォンでは(PCでも…)もう、これ以上いらないくらいだと思います。

不満点

全体的に満足な製品でしたが、少しながら不満足な点もあります。

まず、2階だと5GHz帯(初期SSIDでAの方)での接続が少し厳しいです。
5GHz帯は他の電波との干渉が少なく、高速な接続も可能ではありますが、障害物に弱いんです。
仕方がない部分ではありますね。
でも2.4GHz帯(初期SSIDでGの方)での接続は余裕で可能なので、大きな問題はないでしょう。

また、今は改善されていますが、初期のファームウェアだとWi-Fi機器の設定画面からSSIDが消滅(つまりWi-Fiの発信が停止)、数分待たないと復活しないというWi-Fiルーターとして致命的な不具合がありました。
このあたり、販売を開始する前に修正して欲しかった部分ですね。
この不具合関連でAmazonのレビューは荒れていましたね。
まあ私の環境ではアップデートで改善されたのでここは良しとしましょう。

不満点は少なく、こんなところです。

全体的に良い製品だとは思うので、今のWi-Fiルーターに不満があり、ハードにインターネットを使用される方は検討されてはいかがでしょうか。



製品情報ページ
Buffalo - WXR-2533DHP 製品情報
Amazon - WXR-2533DHP

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